脳外科医 岩味健一郎

岩味健一郎講師よりご挨拶

名古屋大学を卒業後、脳神経外科へ入局して開頭手術を中心に研鑽を積んできました。開頭手術には脳血管のバイパス手術・脳動脈瘤のクリッピング手術・脳腫瘍の摘出手術・頭蓋底手術・顔面痙攣や三叉神経痛などに対する機能外科手術などが含まれます。名古屋大学およびその関連施設の規模は全国有数で、こうした多岐に渡る手術を勉強する環境に恵まれていました。名古屋大学の良性腫瘍グループでは、良性腫瘍の摘出を最先端の3D外視鏡や4K内視鏡を用いて行っており、患者さんは楽な姿勢のまま、従来よりも小さな傷口で安全な手術を受けられるようになりました(低侵襲手術・Key hole手術)。一方で、頭部から顔面や頸部に広がる大型の頭蓋底腫瘍に対する複数科同時手術など、根治性が求められる場面では大掛かりで難易度の高い手術も数多く行っています(大開頭手術)。開頭手術を必要とする全ての患者さんに安全・低侵襲で根治性の高い手術を提供するためには、日々進歩する機器や技術を絶えず取入れ、あらゆる術式を学び続ける必要があります。名古屋大学脳神経外科には、こうした機器・技術が揃っており、学ぶ環境にも非常に恵まれていますので、是非一緒にがんばりましょう!