永田雄一先生が主著者の内視鏡関連論文がPituitary (IF=3.335)にアクセプトされました。

永田雄一先生が主著者の内視鏡関連論文がPituitary (IF=3.335)にアクセプトされました。

Nagata Y, Takeuchi K, Yamamoto T, Ishikawa T, Kawabata T, Shimoyama Y, Inoshita N, Wakabayashi T. Peel-off resection of the pituitary gland for functional pituitary adenomas: pathological significance and impact on pituitary function. Pituitary. 2019 Aug 3. doi: 10.1007/s11102-019-00980-w. [Epub ahead of print] PMID: 31377966

大岡史治助教が筆頭著者の論文がCancer Researchに掲載され、プレスリリースを行いました。

                                           令和元年8月20日

             極めて難治性の腫瘍である神経膠腫に対する有望な治療法を発見!
             〜エピゲノム修飾酵素が神経膠腫形成を導くメカニズムを解明〜

名古屋大学大学院医学系研究科(研究科長・門松健治)・腫瘍生物学分野の近藤豊(こんどうゆたか)教授、新城恵子(しんじょうけいこ)助教(筆頭著者)、同脳神経外科学の夏目敦至(なつめあつし)准教授、大岡史治(おおおかふみはる)助教(筆頭著者)らは、難治性の脳腫瘍である神経膠腫の中で、特定の遺伝子異常がある腫瘍の患者さんにEZH2阻害剤が有効である可能性を見出しました。
神経膠腫は、最も多い脳腫瘍の一つで難治性の腫瘍です。低悪性度神経膠腫は、神経膠腫の中では比較的悪性度が低いものの、手術によって完治に至ることが少なく確実に増大し生命を脅かします。低悪性度神経膠腫のうち、IDH遺伝子の変異がない腫瘍の予後は不良で、有効な治療薬も見つかっていません。本研究では、IDH遺伝子変異がない低悪性度神経膠腫においてそれぞれ最も多い遺伝子異常の一つであるp53, NF1遺伝子異常をもち、本腫瘍を発症するMADMマウスモデルを使って、腫瘍ができていく時に出現する分子の異常を解析しました。その結果、マウスモデルのp53, NF1遺伝子異常細胞は、腫瘍になる前からエピゲノム修飾酵素EZH2を高発現し、EZH2が多くの重要な遺伝子のエピゲノム異常を引き起こし、腫瘍の形成に重要であることがわかりました。そこで、MADMマウスにEZH2阻害剤を投与したところ、腫瘍の増大を抑えることができました。ヒトのIDH遺伝子変異がない低悪性度神経膠腫でもEZH2は高発現しており、特にp53, NF1遺伝子異常をもつ低悪性度神経膠腫の細胞株ではEZH2阻害剤により細胞増殖が抑えられました。
EZH2阻害薬は、現在血液のがん等で治験が行われており、近い将来臨床の現場で使用できる治療薬になる可能性があります。今後、IDH遺伝子変異がない低悪性度神経膠腫の中で、特にp53, NF1遺伝子異常をもつ腫瘍の患者さんに、EZH2阻害剤を有効なプレシジョンメディスンとして使用できる可能性を初めて見出しました。
本研究は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)次世代がん医療創生研究事業(P-CREATE)研究開発課題名「がん細胞の分化制御に関わるエピゲノムを標的とした革新的治療法の開発」の支援のもとでおこなわれたものです。

プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

日本語版

Can_Res_190820

山口純矢先生が主著者の脳腫瘍関連論文がWorld neurosurgeryにアクセプトされました。

山口純矢先生が主著者のSpontaneous tumor regression of intracranial solitary fibrous tumor originating from the medulla oblongata: A case report and literature review.がWorld neurosurgeryにアクセプトされました。

Yamaguchi J, Motomura K, Ohka F, Aoki K, Tanahashi K, Hirano M, Nishikawa T, Shimizu H, Wakabayashi T, Natsume A. Spontaneous tumor regression of intracranial solitary fibrous tumor originating from the medulla oblongata: A case report and literature review. World Neurosurg. 2019 Jul 18. pii: S1878-8750(19)31958-8. doi: 10.1016/j.wneu.2019.07.052.

永田雄一先生が主著者の内視鏡関連論文がWorld neurosurgeryにアクセプトされました。

永田雄一先生が主著者のRemoval of the medial wall of the cavernous sinus for functional pituitary adenomas: A technical report and its pathological significanceがWorld neurosurgeryにアクセプトされました。

Nagata Y, Takeuchi K, Yamamoto T, Ishikawa T, Kawabata T, Shimoyama Y, Wakabayashi T. Removal of the medial wall of the cavernous sinus for functional pituitary adenomas: A technical report and its pathological significance. World Neurosurg. 2019 126:53-58

石川隆之先生が主著者の内視鏡関連論文がWorld neurosurgeryにアクセプトされました。

石川隆之先生が主著者のQuality of Life Changes Before and After Transsphenoidal Surgery for Sellar and Parasellar LesionsがWorld neurosurgeryにアクセプトされました。

Ishikawa T, Takeuchi K, Nagatani T, Aimi Y, Tanemura E, Tambara M, Nagata Y, Choo J, Wakabayashi T. Quality of Life Changes Before and After Transsphenoidal Surgery for Sellar and Parasellar Lesions. World Neurosurg. 2019 Feb;122:e1202-e1210. doi: 10.1016/j.wneu.2018.11.017.

慶應義塾大学文学部心理学研究室との共同研究において、本村和也先生が主著者の覚醒下手術関連論文が、Brain Structure and Functionに掲載され、プレスリリースを行いました。

意識下での手術による脳と心に関する脳機能ネットワークの解明

-脳と心の脳神経外科学・認知神経科学の融合型研究-

2019/06/06

名古屋大学

慶應義塾大学

名古屋大学大学院医学系研究科(研究科長・門松健治)脳神経外科学(若林俊彦教授)の本村和也准教授、慶應義塾大学文学部心理学研究室の梅田聡教授、寺澤悠理准教授らの研究グループは、脳腫瘍患者に対する覚醒下手術によって、感情認識に関わる脳機能ネットワークを明らかにしました。

嬉しい、悲しい、腹立たしい、といった自己の感情を認識するために、脳内のネットワークがどのように機能しているか?という問いの答えは、未だに分かっていません。これまでの研究結果から、脳損傷患者症例を対象とした神経心理学的な手法および機能的MRIを用いた脳機能画像解析から、島皮質前部が内受容感覚を意識する場合や主観的に感情を感じる場合に共通して、その活動性が高くなると報告してきました。

本研究では、島皮質に係る脳腫瘍患者に対して、表情認識課題(顔写真から表情を認識する課題(怒り・喜び・悲しみ・嫌悪・感情なし))を用いながら実際に覚醒下手術中に島皮質を直接刺激することで、感情認識に関わる脳機能ネットワーク解析を行いました。手術前、覚醒下手術時および手術後において、表情認識課題を用いて、どれを感じるか答えてもらうことで、表情が表す感情の種類、強さの識別に対して検討しました。覚醒下手術中に、島皮質前部を直接刺激すると「怒り」の認識が明らかに増強されました。また、島皮質を摘出後は、「怒り」の認識がはっきりと低下し、逆に「悲しみ」の認識が増加しました。さらに、Voxel-based lesion symptom mapping(損傷領域と症状の関係性を詳細に検証する手法)によると、怒りの認識は左島皮質と関連することが示されました。これらの知見は、島皮質が身体内部からの情報である内受容感覚に基づく覚醒度の神経基盤として、怒りや悲しみなどの感情認識の変化に関わっていることを示唆しています。

本研究成果は、2019年6月5日付け(日本時間午後10時)国際科学誌「Brain Structure and Function」の電子版に公開されました。

また、本研究は、日本学術振興会科学研究費助成事業「基盤研究B」 (No. 24330210)、「基盤研究C」(No.17K10862)の助成を受けました。

プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

日本語版

プレリリースBr_Stru_Fun_final_jp

英語版

プレリリースBr_Stru_Fun_final_en

本村和也先生が主著者の覚醒下手術関連論文が、Journal of Neurosurgeryにアクセプトされました。

本村和也先生が主著者の、覚醒下手術関連論文:Neurocognitive and functional outcomes in patients with diffuse frontal lower-grade gliomas undergoing intraoperative awake brain mappingがJournal of Neurosurgeryにアクセプトされました。

https://thejns.org/view/journals/j-neurosurg/aop/article-10.3171-2019.3.JNS19211.xml

Melissa Ranjit研究員、平野 雅規研究員が筆頭著者の論文がCell Reportsに掲載され、プレスリリースを行いました。

Melissa Ranjit研究員、平野 雅規研究員が筆頭著者のAberrant active cis-regulatory elements associated with downregulation of RET finger protein overcome chemoresistance in glioblastomaがCell Reportsに掲載され、プレスリリースを行いました。

Cell Reports PDF

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30811978